導入事例集 リチウムイオン電池の電極製造プロセスに必須の高濃度スラリー分級を、ケーク層の発生を防止するASフィルターで解決
初めてのフィルター選定、既存のろ過設備の課題解決にお役立てください。
「フィルタ―ろ過で課題が発生したが、どんな解決策があるんだろう」
ろ過の課題はお客様によって様々です。
JNCフィルターはそれぞれのお客様の状況、条件に応じて
製品の選定から導入後の課題解決まで丁寧にフォローいたします。
初めての方もフィルター、ハウジングの導入がイメージできるよう導入事例集を準備しました。
記事は随時追加更新予定です。
ご不明点がございましたらお気軽にメール、お電話にてお問い合わせください。
問題点
リチウムイオン電池の電極スラリー塗工工程で使用しているフィルターの目詰まりが激しいことから、フィルターの交換作業工数が多く、交換時のハウジング内残液の廃棄量も多いことでコストアップとなっている。
用途
リチウムイオン電池の正極材(ニッケル、コバルト、マンガンの三元系)スラリー液のろ過。
粗大粒子がろ過されずにスラリー塗工面に残留してしまうと、セパレーターにピンポールを発生させて電池がショートし、発熱、発火、爆発の原因となる可能性があるため、ろ過工程はリチウムイオン電池製造において重要な工程です。
採用品種
CLEAL ASフィルター
JNCの複合繊維技術による3D構造フィルター材により、ケーク層の発生を防止しながら良好な分級ろ過が可能です。 リチウムイオン電池の電極製造プロセスに必須の高濃度スラリー液の分級においても、長寿命で安定した運転ができるように設計されています。
お客様の要望
コストアップの原因となっているフィルターの目詰まり(フィルターライフ)を改善したい。
解決策・採用後のメリット
固形分濃度の高いスラリー液ろ過工程での目詰まりの原因はケーク層の発生が要因です。ケーク層の発生を防止するASフィルターの3D構造により、精度は同等でフィルターライフを5倍以上に延長する事に成功しました。
フィルターライフの延長により、交換作業工数、スラリー液の廃棄量、フィルター使用本数が削減され、トータルコストダウンが実現できました。
採用までの流れ
お問い合わせの初期段階では①除去したい粒径②流量③流体種類の3点を伺い、フィルターを選定いたしました。またスラリー液のろ過に適した構造のハウジングの貸し出しを行い、実液で評価いただき採用に至りました。
液体用カートリッジフィルターの導入を検討している方に、フィルター選びに役立つ基礎知識をご紹介します。
JNCフィルターではお客様の状況のヒアリング、サンプル評価結果を通してフィルター選定を行いますので、ろ過についてご不明点が多くてもかまいませんので、お気兼ねなくご相談ください。
製品に関するご質問や見積依頼、販売店の確認等、お気軽に以下よりお問い合わせください。
引用:お問い合わせ