導入事例集 自動車ボディ塗装(上塗り・中塗り工程)での経時的に増加する異物発生を、安定したろ過精度のCPフィルターで解決
初めてのフィルター選定、既存のろ過設備の課題解決にお役立てください。
「フィルタ―ろ過で課題が発生したが、どんな解決策があるんだろう」
ろ過の課題はお客様によって様々です。
JNCフィルターはそれぞれのお客様の状況、条件に応じて
製品の選定から導入後の課題解決まで丁寧にフォローいたします。
初めての方もフィルター、ハウジングの導入がイメージできるよう導入事例集を準備しました。
記事は随時追加更新予定です。
ご不明点がございましたらお気軽にメール、お電話にてお問い合わせください。
問題点
自動車ボディ塗装の上塗り・中塗り工程において異物が発生している。(メタリック、ソリッド、クリア塗料)
塗料はフィルターを使用してろ過を行っており、初期は良好なろ過が行えているが、目詰まりが進行し圧損が高くなるにつれてろ液中の異物が増加する。
用途
自動車塗装上塗り・中塗り工程の塗料循環濾過(メタリック、ソリッド、クリア)。
塗料に異物が残留していると、塗装面の凹凸やヒビの原因となります。製品不良率を下げるためにフィルターでの塗料ろ過は自動車製造において必要不可欠な工程です。
採用品種
CLEAL CPフィルター
ポリオレフィン系複合繊維(ES繊維)を使用し、繊維の各交点が強固に熱接着しているため、 安定した空隙を形成させています。
お客様の要望
長時間使用しても安定したろ過精度を維持できるフィルターの選定。
安定したろ過精度を発揮できるフィルターであれば、フィルターの交換頻度を下げることができコスト削減、作業工数削減にもつながる。
解決策・採用後のメリット
フィルターの中には原料繊維が絡み合っているだけで繊維交点が接着していない構造のものがあります。
そのようなフィルターを使用していると、目詰まりが進行しフィルターに掛かる圧力が高まるにつれて、捕集した異物によってフィルター孔が押し広げられる現象(目開き)が発生する場合があり、ろ過精度低下の要因となっています。
一方でCPフィルターは繊維の各交点が強固に熱接着されたES繊維を使用しています。
そのため長期間使用しても目開きが起こることなく、安定したろ過精度を維持します。
フィルターで推奨される差圧範囲まで使用できるため、使用状況によっては交換頻度が下がり、製品不良率の抑制とコスト削減を同時に実現することもできます。
また、自動車用塗料は粘度が高くろ過時にフィルターに高い圧力が掛かるため、耐圧性の優れたフィルターを選定する必要があります。耐圧性については以下の記事で詳しく説明しています。
CLEAL CPフィルターは、材料となる特殊なポリオレフィン系複合繊維(ES繊維)により、三次元に熱接着された立体構造を有するため、優れた耐圧性があります。
JNCフィルターは原料の調達や原綿の製造からJNCグループで一貫して行っているため、高機能な製品を低価格で安定供給が可能な体制を築いています。
総合化学メーカーJNC株式会社のグループ企業だからできる原材料の調達からフィルター製品化までの一貫体制。
引用:JNCフィルタ―のつよみ
採用までの流れ
お問い合わせの初期段階では①除去したい粒径②流量③流体種類の3点に加え、使用しているフィルターとハウジングの型番を伺い、条件に合うフィルターを選定いたしました。
液体用カートリッジフィルターの導入を検討している方に、フィルター選びに役立つ基礎知識をご紹介します。
ろ過精度はメーカー各社によって基準が異なる場合があるため、ご使用中のフィルターに近いろ過精度のものを複数サンプル評価していただき、最も適切なろ過精度のCPフィルターを選定しました。
JNCフィルターではお客様の状況のヒアリング、サンプル評価結果を通してフィルター選定を行いますので、ろ過についてご不明点が多くてもかまいませんので、お気兼ねなくご相談ください。
製品に関するご質問や見積依頼、販売店の確認等、お気軽に以下よりお問い合わせください。
引用:お問い合わせ